空色プレリュード
ここで結ちゃんと樹生くんは私の存在を思い出したようだった。

「あっ‥花音!‥恥ずかしいところを見せて、ごめん‥。」

結ちゃんが恥ずかしそうに言った。

「結ちゃん、よかったね!やっと想いが通じて!」

「うん!ありがとう!」

結ちゃんは本当に嬉しそうだった。

結ちゃんも樹生くんも笑っていた。

すると、樹生くんが真剣な顔になった。


「花音。‥俺が言えた立場じゃないかもしれないけどさ‥。言わせてほしい。」

「う‥うん?」

なんだろう?

「花音も‥千明に伝えたいこと伝えなよ?」

「!!!」

私は‥とっさに言葉が出なかった‥。

「伝えたいときに伝えないと、本当に後悔するよ。‥千明のこと傷つけたら許さないよ。あと結も。」

最後はいたずらぽく樹生くんは笑ってみせた。


樹生くんはなんだかんだ言って気づいてたんだと思う。私が抱えている悩みに。

樹生くんは優しいから傷つけないようにしてくれてたんだ。


本当に結ちゃんも‥樹生くんもいい友達だ‥。


「うん!ありがとう、結ちゃん!樹生くん!」




私‥決めた‥。でも‥少し気がかりなことが‥
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