思い出の木
体育祭
あの春の嵐から1ヶ月
あの時の傘をわたしは返せずにいた。
そして、いつしか先輩のことが好きで好きで仕方なくなっていた。

今日は体育祭。

とても盛り上がり私のクラスは準優勝を取った。

体育祭のあと棗先輩が学園で一番美人と言われている前田菜子(まえだなこ)先輩
に告白されていた。

私はたまたま聞こえてしまった。

棗。私、棗のことが好き。私と付き合って欲しい。

……。わかった。

ホント!?うれしい!

わたしは気がついたら涙が溢れていた。

私はそのまま下校した。

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