思い出の木
誕生日
今日は私の誕生日。
今までは未久が隣にいた。
でも
今日は誰もいない。
それどころか朝からミクと達弥が仲良さそうに手をつないで歩いているのを見てしまった。
ふたりが離れてしまった今私はなにに対しても楽しいと思えなくなっていた。
先生がボケていても、みんなが笑っていても
今まで絶えなかった
笑顔が消えた。
17歳……最悪のスタートだった。
今までは未久が隣にいた。
でも
今日は誰もいない。
それどころか朝からミクと達弥が仲良さそうに手をつないで歩いているのを見てしまった。
ふたりが離れてしまった今私はなにに対しても楽しいと思えなくなっていた。
先生がボケていても、みんなが笑っていても
今まで絶えなかった
笑顔が消えた。
17歳……最悪のスタートだった。