ネガイボシ
四,七夜伝説
「歩いてたら、突然強い風が吹いてきたんだよね?」
「うん、そう」
真面目そうに聞いてきた雅樹に、素直に頷く。
「そんなの日常茶飯事じゃんっ!
何か他に変なことしてたんじゃないの? 電柱に話し掛けるとか、宇宙と交信してみるとか」
「私には超能力もなければ、宇宙人でもないの!そんなことするわけないじゃない!
ちゃんと普通に歩いて……あっ!」
「何? やっぱり交信してた?」
本気なのか、冗談なのか……。
きらきらした目で見つめてくる雅樹に呆れつつ、私は返事をした。
「いや、歩いてなかったの。私……」
「へ?」
「星をね、数えてたの。
ほら、今日って普通に星がいっぱい出てるでしょ?でも、何故か1ヶ所だけ丸い大きな穴が開いたみたいに真っ暗な所があって……。
その中は星が少ししかなかったから、数えてみたの」
状況を上手く説明できたかはわからない。
でも、ジェスチャーなんかを使いながら必死で伝えた。
「そっか……。ねぇ、星はいくつあったの?」
「え?7つだったけど……?」
それを聞いた雅樹が、何かを閃いたような顔をした。
「うん、そう」
真面目そうに聞いてきた雅樹に、素直に頷く。
「そんなの日常茶飯事じゃんっ!
何か他に変なことしてたんじゃないの? 電柱に話し掛けるとか、宇宙と交信してみるとか」
「私には超能力もなければ、宇宙人でもないの!そんなことするわけないじゃない!
ちゃんと普通に歩いて……あっ!」
「何? やっぱり交信してた?」
本気なのか、冗談なのか……。
きらきらした目で見つめてくる雅樹に呆れつつ、私は返事をした。
「いや、歩いてなかったの。私……」
「へ?」
「星をね、数えてたの。
ほら、今日って普通に星がいっぱい出てるでしょ?でも、何故か1ヶ所だけ丸い大きな穴が開いたみたいに真っ暗な所があって……。
その中は星が少ししかなかったから、数えてみたの」
状況を上手く説明できたかはわからない。
でも、ジェスチャーなんかを使いながら必死で伝えた。
「そっか……。ねぇ、星はいくつあったの?」
「え?7つだったけど……?」
それを聞いた雅樹が、何かを閃いたような顔をした。