ネガイボシ
三,想い人と知らない部屋
「どこ?ここ……」
真っ暗になった目の前が、ぱっと明るくなった。
立っていたのは知らない部屋。
青いカーペットに、ダークブラウンのフローリング。
シルバーの足が綺麗な机には何冊もの教科書やノート。
あとはベッドとカラーボックス、いくつかの小物が置いてあるくらいで、結構すっきりとした部屋だった。
配色なんかを見る限りは、男の人のものっぽい。
わけがわからない私は、そのまま立ち尽くし……え?
「え? 千夏……?」
突然聞こえた声に、私は思わず振り向いた。
そこには、ドアに手をかけながら不思議そうな顔をする雅樹がいる。
「雅樹……。え……? 何でだろう、私……?」
「いや、俺もわかんないよ。
何でこんな所にいるの?別に、千夏がいて都合が悪いことはないんだけど……」
「ここ……雅樹の部屋なの?」
「うん。今は風呂に入ってて……。戻ってきたら、千夏がいたから……さ。
それに、千夏さ、透けてるし、浮いてる……」
真っ暗になった目の前が、ぱっと明るくなった。
立っていたのは知らない部屋。
青いカーペットに、ダークブラウンのフローリング。
シルバーの足が綺麗な机には何冊もの教科書やノート。
あとはベッドとカラーボックス、いくつかの小物が置いてあるくらいで、結構すっきりとした部屋だった。
配色なんかを見る限りは、男の人のものっぽい。
わけがわからない私は、そのまま立ち尽くし……え?
「え? 千夏……?」
突然聞こえた声に、私は思わず振り向いた。
そこには、ドアに手をかけながら不思議そうな顔をする雅樹がいる。
「雅樹……。え……? 何でだろう、私……?」
「いや、俺もわかんないよ。
何でこんな所にいるの?別に、千夏がいて都合が悪いことはないんだけど……」
「ここ……雅樹の部屋なの?」
「うん。今は風呂に入ってて……。戻ってきたら、千夏がいたから……さ。
それに、千夏さ、透けてるし、浮いてる……」