【短】ねぇ、先生




学校を出て、先生と私はバス停まで歩く。




バス停が もっと遠かったらなぁ…なんて思う。




先生ともっと、ずっと一緒にいたい。







バス停についた。





自然とため息が出る。




「あの…先生ありがとうございました」



「いいよ、別に」




そう言って優しく微笑んだ。






先生は、バスが来るまで私と一緒に居てくれた。





「ねぇ…先生?」




私は思い切って声をかけた。




「先生はさ…生徒にモテるけど、先生と生徒の恋愛ってどう思う?」




あれ?


私ったら何聞いてんだろ…?




「先生と生徒の恋愛~?オレは…やっぱり生徒っていっても子供だしさ、それに生徒なんて高校卒業したら関わりなんて無くなるだろ?」








先生のその言葉を聞いたとたん、私の思考回路は止まった。






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