【短】ねぇ、先生
―放課後
「直輝先生ー?」
私は職員室へと足早に歩く。
「あ、咲田!じゃあプリント作り手伝ってくれる?」
「はい!!」
もちろんです!!
「はい!これ」
そう言って先生は作る分のプリントを取り出した。
「先生…多いよ~…」
「ダイジョブ!!オレも手伝うから!」
先生はさっそくホッチキスを使ってプリントを綴じていく。
私も先生の向かいの椅子に座って、先生と同じ作業をする。
ホントなら面倒だけど…先生と一緒なら楽しい。
でも、プリントの量はハンパなくて…
結局、全て出来上がるまで一時間かかった。