あぶな荘
第5話 あぶな荘の管理人
あれから、ソルドから家の中を案内されたのだが...
「この家、何でこんな中身も古そうなのに綺麗なのか」
疑問に思ってたのだが、外見はあんなに汚そうなのに。中身はてんで綺麗になっているのである
あれか?実は中身は不思議な力で掃除しちゃいました☆
的な?
「なわけないよねぇ、ハッハッハ!」
そんなわけないと、信じたい.....。
さて、気を取り直してだ
俺の状況を確認してみよう.....
今は午後11時
Q俺は先程何をしていたか?
A夜のバイトを終え、帰宅しようとした時に紅い蝶を見付けて追いかけたら、僕は神様だという自称神様と出会った
Q何故そいつを無視しなかったか
A俺は人間じゃないと言い張ったから、負けたくなかった
「...何この自問自答....虚しい..」
俺は畳の上に膝をつき手を立てる、俺は今絶望を感じてるぜ......!!
「おーい!れーん!入るぞー.....?」
絶望を味わってたら、襖を開けてきた白いシャツ姿のソルドが入ってきた
ジャージのズボンっぽいのを下に履き
髪の毛は下ろしていて、風呂でも入ったのだろう後の髪の先から水滴を落としつつ。タオルを片手に持って立っていた
そんなソルドが何故疑問形に首をかしげているのか
「何でそんなオウフみたくなってんの」
「いや、ちょっと過去の自分が恥ずかしくてね...」
「ふーん?まぁいいけど」
何か物凄く可哀想な目で見られている気がする
「で、何のようなのだ。俺は暫く絶望を味会うつもりなんだが」
「あ、そうそう。もうすぐご飯だから下りてきなよ?って言おうとしたんだった」
片手をぽんと叩きながら思い出したかのようにいう姿は、何処となく古い感じがした
「まだあんま慣れてないだろうと思って案内しに来たんだよ」
「そりゃどうも...んじゃ行きますか」
俺はゆっくり立ち上がりながら先に歩くソルドの後ろを付いていく
........
「ここが風呂でここがトイレ、ここがリビングでここが2回への階段。後はここが倉庫かな」
玄関から入って靴を脱いだ後、家の中を案内されていた。玄関から左奥にお風呂でそのまますぐ右にトイレの扉
玄関からまっすぐいくと前左右に扉があって
前がキッチン、その右が倉庫
左が2回階段となっている
その三つのドアの間も大きく空いていて、大人三人分の広さがある気がする
「蓮はこの2階にある、奥の部屋を使ってほしい」
そういって紹介されたのがこの部屋
俺が住んでた部屋より大きめで
ベッドは老人とかが使いそうな大きさで
ベランダは見えるし、壁とか染みがなくて天井がボロい感じに見えるだけ
下は畳だし、実家にいる気分を若干味わってる事は
内緒だ
「じゃ、何かあったら呼んでね」
と、掌をひらひらしながらドアをガチャりと閉める
俺はそのまま考えて意識がなくなって......
.......
「で、さっき起きたと。なるほど」
「何突然異世界に飛んでんのこいつ」
「それ酷い」
「良いからほら行くよ」
俺が回想を思いだしていたのに、ソルドは呆れながら俺の腕を掴んでは部屋を出る
「なぁソルド」
「ん?」
「..お前、女だったんだな.....」
そのまま無言で殴られたのは言うまでもない
「あれぇ、蓮君?何で頬が赤いの?」
先に行ってしまったソルドを、追いかけつつ赤い頬をスリスリと摩っていたら。このあぶな荘の財布と言っても過言ではないソニアさんに心配をしてる声をかけられた
「あぁ、ソニアさん。気にしないでください、若気の至りです」
「そーぅ?、何かあったらいってねぇ?」
腰までの髪をゆらゆらと左右に揺らしながらこちらをのほほんと見ている
胸が大きめな人で、腰はしなやか
確かにソルドと自称神様がお姉さん風な人と言うだけはある
「ほ〜ら、ご飯だから座ってね」
そういいながらリビングにあるテーブルに3人で座る
「そういえばジャンクとシニガミシンヤは?」
ご飯を食べ始めていると自称神様がふと思い出したのか、急に俺の知らない名前を呼び始めた
誰なんだろうか、ここの住人なのだろうけど
「シンヤはどうせフラフラ、シニガミは部屋で寝てるし。ジャンクはどうせ死んでる」
ソルドが皆の状況を説明したらしい
自称神様も、納得顔をしながら再び食べ始めている
.......あの紹介でなぜわかるんだろうか
「貴方も慣れると思うわよぉ?」
「人の心を読むのをやめていただきたい」
俺は少し苦笑いをしながらご飯を再び食べ始めた
............
「ふぅぃ、食った食った」
自室に戻りどかっとベッドに寝転ぶと膨れている腹を叩いて天井を見上げる
「にしても......住人他にいるんだな....」
ご飯を食べてるときに聞いた名前
ジャンク、シニガミ、シンヤ
「何かもうシニガミという名前時点で怖いんだけど.....」
何だろうか、鎌でも持って歩いているんだろうか?
それとも黒いスカートとか、黒ばかりとか、貞子みたいなやつだったり?
「そういえば、部屋にいるんだったな今は」
ソルドがいっていたな、部屋で寝てるとかなんとか......
見に行ってみるか......確か、部屋にはネームプレートがあるんだっけ?
「よっこらしょ....」
俺は声を出しながら立ち上がる
まだ少し寒いから防寒具を着ていこう......さむ....
自室の部屋の扉に手をかけ、ドアノブをゆっくりと回す。ガチャりと音を鳴ってはゆっくり前に開い
ていきつつ、肌寒い廊下へと足を歩ませる
っとあったあった。
シニガミプレート
「の、ノックすりゃいいかや。挨拶大事だもんな」
コンコンコン
「こんばんわー、昨日ここに来た蓮ですー。一応挨拶をと思い声をかけましたー」
流石に反応するわけないよな.......
.........五分経過
うん、やっぱ帰ろ
そう思って踵を返して自分の部屋に帰ろうとすると
......
ガチャ......
開いた音が後ろから聞こえて体が硬直する
今更ながらだけど、シニガミって名前がつくんだ
......危なくないだろうか?
今更ながら危機感を持ち始めてももう遅い
後ろのドアは開いてしまっているのだから
「..........」
恐る恐る後ろを振り向きドアを見る
そこから覗いていたのは
顔が書いてある紙を顔に貼り付けた、長い髪の人(女性)?がこちらを見ていたのだから
「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!???」
やばい、あれはやばい.....!!逃げないと...!
「あっ、っ!!」
あ....が........くそ...何かに引っかかって転んで、壁に後頭部を打ち付けたか.......
「..あっ.......」
最後に見た光景は、その髪の長い人がしゃがみこみ俺をずっと見ている感じの雰囲気だった
あれから、ソルドから家の中を案内されたのだが...
「この家、何でこんな中身も古そうなのに綺麗なのか」
疑問に思ってたのだが、外見はあんなに汚そうなのに。中身はてんで綺麗になっているのである
あれか?実は中身は不思議な力で掃除しちゃいました☆
的な?
「なわけないよねぇ、ハッハッハ!」
そんなわけないと、信じたい.....。
さて、気を取り直してだ
俺の状況を確認してみよう.....
今は午後11時
Q俺は先程何をしていたか?
A夜のバイトを終え、帰宅しようとした時に紅い蝶を見付けて追いかけたら、僕は神様だという自称神様と出会った
Q何故そいつを無視しなかったか
A俺は人間じゃないと言い張ったから、負けたくなかった
「...何この自問自答....虚しい..」
俺は畳の上に膝をつき手を立てる、俺は今絶望を感じてるぜ......!!
「おーい!れーん!入るぞー.....?」
絶望を味わってたら、襖を開けてきた白いシャツ姿のソルドが入ってきた
ジャージのズボンっぽいのを下に履き
髪の毛は下ろしていて、風呂でも入ったのだろう後の髪の先から水滴を落としつつ。タオルを片手に持って立っていた
そんなソルドが何故疑問形に首をかしげているのか
「何でそんなオウフみたくなってんの」
「いや、ちょっと過去の自分が恥ずかしくてね...」
「ふーん?まぁいいけど」
何か物凄く可哀想な目で見られている気がする
「で、何のようなのだ。俺は暫く絶望を味会うつもりなんだが」
「あ、そうそう。もうすぐご飯だから下りてきなよ?って言おうとしたんだった」
片手をぽんと叩きながら思い出したかのようにいう姿は、何処となく古い感じがした
「まだあんま慣れてないだろうと思って案内しに来たんだよ」
「そりゃどうも...んじゃ行きますか」
俺はゆっくり立ち上がりながら先に歩くソルドの後ろを付いていく
........
「ここが風呂でここがトイレ、ここがリビングでここが2回への階段。後はここが倉庫かな」
玄関から入って靴を脱いだ後、家の中を案内されていた。玄関から左奥にお風呂でそのまますぐ右にトイレの扉
玄関からまっすぐいくと前左右に扉があって
前がキッチン、その右が倉庫
左が2回階段となっている
その三つのドアの間も大きく空いていて、大人三人分の広さがある気がする
「蓮はこの2階にある、奥の部屋を使ってほしい」
そういって紹介されたのがこの部屋
俺が住んでた部屋より大きめで
ベッドは老人とかが使いそうな大きさで
ベランダは見えるし、壁とか染みがなくて天井がボロい感じに見えるだけ
下は畳だし、実家にいる気分を若干味わってる事は
内緒だ
「じゃ、何かあったら呼んでね」
と、掌をひらひらしながらドアをガチャりと閉める
俺はそのまま考えて意識がなくなって......
.......
「で、さっき起きたと。なるほど」
「何突然異世界に飛んでんのこいつ」
「それ酷い」
「良いからほら行くよ」
俺が回想を思いだしていたのに、ソルドは呆れながら俺の腕を掴んでは部屋を出る
「なぁソルド」
「ん?」
「..お前、女だったんだな.....」
そのまま無言で殴られたのは言うまでもない
「あれぇ、蓮君?何で頬が赤いの?」
先に行ってしまったソルドを、追いかけつつ赤い頬をスリスリと摩っていたら。このあぶな荘の財布と言っても過言ではないソニアさんに心配をしてる声をかけられた
「あぁ、ソニアさん。気にしないでください、若気の至りです」
「そーぅ?、何かあったらいってねぇ?」
腰までの髪をゆらゆらと左右に揺らしながらこちらをのほほんと見ている
胸が大きめな人で、腰はしなやか
確かにソルドと自称神様がお姉さん風な人と言うだけはある
「ほ〜ら、ご飯だから座ってね」
そういいながらリビングにあるテーブルに3人で座る
「そういえばジャンクとシニガミシンヤは?」
ご飯を食べ始めていると自称神様がふと思い出したのか、急に俺の知らない名前を呼び始めた
誰なんだろうか、ここの住人なのだろうけど
「シンヤはどうせフラフラ、シニガミは部屋で寝てるし。ジャンクはどうせ死んでる」
ソルドが皆の状況を説明したらしい
自称神様も、納得顔をしながら再び食べ始めている
.......あの紹介でなぜわかるんだろうか
「貴方も慣れると思うわよぉ?」
「人の心を読むのをやめていただきたい」
俺は少し苦笑いをしながらご飯を再び食べ始めた
............
「ふぅぃ、食った食った」
自室に戻りどかっとベッドに寝転ぶと膨れている腹を叩いて天井を見上げる
「にしても......住人他にいるんだな....」
ご飯を食べてるときに聞いた名前
ジャンク、シニガミ、シンヤ
「何かもうシニガミという名前時点で怖いんだけど.....」
何だろうか、鎌でも持って歩いているんだろうか?
それとも黒いスカートとか、黒ばかりとか、貞子みたいなやつだったり?
「そういえば、部屋にいるんだったな今は」
ソルドがいっていたな、部屋で寝てるとかなんとか......
見に行ってみるか......確か、部屋にはネームプレートがあるんだっけ?
「よっこらしょ....」
俺は声を出しながら立ち上がる
まだ少し寒いから防寒具を着ていこう......さむ....
自室の部屋の扉に手をかけ、ドアノブをゆっくりと回す。ガチャりと音を鳴ってはゆっくり前に開い
ていきつつ、肌寒い廊下へと足を歩ませる
っとあったあった。
シニガミプレート
「の、ノックすりゃいいかや。挨拶大事だもんな」
コンコンコン
「こんばんわー、昨日ここに来た蓮ですー。一応挨拶をと思い声をかけましたー」
流石に反応するわけないよな.......
.........五分経過
うん、やっぱ帰ろ
そう思って踵を返して自分の部屋に帰ろうとすると
......
ガチャ......
開いた音が後ろから聞こえて体が硬直する
今更ながらだけど、シニガミって名前がつくんだ
......危なくないだろうか?
今更ながら危機感を持ち始めてももう遅い
後ろのドアは開いてしまっているのだから
「..........」
恐る恐る後ろを振り向きドアを見る
そこから覗いていたのは
顔が書いてある紙を顔に貼り付けた、長い髪の人(女性)?がこちらを見ていたのだから
「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!???」
やばい、あれはやばい.....!!逃げないと...!
「あっ、っ!!」
あ....が........くそ...何かに引っかかって転んで、壁に後頭部を打ち付けたか.......
「..あっ.......」
最後に見た光景は、その髪の長い人がしゃがみこみ俺をずっと見ている感じの雰囲気だった