あぶな荘
第6話 現実を見ろ
「んで?何でシニガミの部屋の前で気絶してたのか説明してもらおうか?」
「...........」
「え、あ、いや。えーとですね......」
俺が気絶した後、俺の悲鳴を聞いてソルドが駆けつけてくれて助けてくれたらしいんだが
目を覚ましたら自分の部屋のベッドに寝かされていて、そしてその横には
怒り顔のソルド
紙で顔が隠れて表情が見えないシニガミ?さんと
苦笑いをしている俺、
.......うん、こりゃどうみてもあっし悪モンすね
「人の部屋をノックしておいて、ビックリして気絶するって失礼だよ!」
「......?」
「え?「ノックして遅れて出てくるのが遅くなった私が悪い」って?駄目だよ甘やかしたら!!」
.....俺こいつのペットかなんかだろうか?
「で?教えてもらえたいんだけど?蓮」
「いや、あのですね.......」
両手を腰に当てて、寝間着姿で俺をじっと見下ろすソルド
俺は目の前で正座
何ともうん
「.........フッ」
「......え、何この子。急に悟開いてるんだけど」
「....!!!」
遠い目をしながら明後日の方へ向く俺を、一生懸命に肩を掴んで揺らしてくるシニガミさん
ソルドは二人の姿を見て溜息を吐いていた
「たくもう.....大体シニガミの部屋の前に行くなんて、どうせシニガミが気になってとかでしょ?」
ぐふぁ.....バレてる.....
「図星か....男はこれだから....」
まだ、女だったこと気付けないの怒ってんのかなこれ.....
「いや、別に変な下心は無くてだな.?何もしない.....?」
急に背中に感じる変な視線、すぐさま後ろにある窓の方へ顔を向ける
「....?何?何もしないで急に後ろ向くなんて、人の話聞いてる?ねぇ」
ソルドが少し怒ったままこちらに近付き顔をのぞき込む
「.......?蓮?」
顔をのぞき込まれて心配そうな声で名前を呼ばれてはすぐさま顔を二人に向けなおす
「いやぁごめんね!ちょっとトイレ行ってくるね!漏れちゃうね!!逃げていいかね!?」
慌てて2人に手を振ってごまかそうとする
ふっ、これならばれやしない....!
「........顔あんなに険しかったくせに?本当に何もねぇの?」
「.....」
シニガミさんもまるでソルドと同じことを言おうとしてるみたいだ
じっと俺を見つめている、気が、する
紙で見れないけど......
「アッハッハッハッハッ!!大丈夫大丈夫、ちょっと出してくるだけだから!」
元気よく笑いかけながら、シニガミさんを引っぺがし。立ち上がってドアから出ていこうとすると
(君はいつもそうだね、そんな男だよね)
昔の声が聞こえて一瞬立ち止まってしまう
アイツの声が聞こえて、俺は固まってしまう
「仕方ないじゃないか、これが。俺なんだよ」
そう言い残してドアを開けて部屋を出ていく
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あれから家の外まで出るのに道に迷わずに行けた事に少し感動しながらも、目の前に居る二つの影を確認する
「本当にお前ら、何処にでも現れるよな」
「ぐぎゃぎゃ」
「ガギャァー!」
あ、今日のは喋らないタイプなんだ
こいつら、俺にだけしか見えない化物で、俺以外の奴らには何も見えず、ただ勝手にものが壊れていく、だから俺は常に人目がない場所に誘導し相手をしてる、もういつから会ってるのか忘れてしまった。
「はぁ......ここは変な空気を感じてたし、大丈夫かなぁと思ってたのになぁ....」
右拳を前に、左手を握りつつ左脇に備える
「お前らは毎回毎回俺の生活を壊してくれる」
身体を半分右に捻り、腰をしっかりと支えるように足に力を入れる
「今日の俺は機嫌悪いから、楽に死ねると思うなよ?」
そのまま言葉に力を入れて、自分でも冷たく入っていた
これ誰だろって位だ、本当に俺なのか?
でもそんなことはどうでもいい、こいつら潰すんだから
生きて返さないんだから
「さぁ、イコウナ?」
楽しいパーティーの始まりだ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ふぅ......スッキリ」
んー、ストレス発散発散!!
いやぁ、気持ちがいいねぇ。こんなになるのいつぶり?
「あーでも、これ掃除しないとだよなぁ....」
自分の足元をみながらため息を吐く
はぁ.......めんど
だって、ねぇ.......
道路にこんなに血溜りがあれば、こんなにさっきの影達の肉片があれば
迷惑かけてしまうしね?
......さ、片付けよ
現実見るの、厳しい〜......
「んで?何でシニガミの部屋の前で気絶してたのか説明してもらおうか?」
「...........」
「え、あ、いや。えーとですね......」
俺が気絶した後、俺の悲鳴を聞いてソルドが駆けつけてくれて助けてくれたらしいんだが
目を覚ましたら自分の部屋のベッドに寝かされていて、そしてその横には
怒り顔のソルド
紙で顔が隠れて表情が見えないシニガミ?さんと
苦笑いをしている俺、
.......うん、こりゃどうみてもあっし悪モンすね
「人の部屋をノックしておいて、ビックリして気絶するって失礼だよ!」
「......?」
「え?「ノックして遅れて出てくるのが遅くなった私が悪い」って?駄目だよ甘やかしたら!!」
.....俺こいつのペットかなんかだろうか?
「で?教えてもらえたいんだけど?蓮」
「いや、あのですね.......」
両手を腰に当てて、寝間着姿で俺をじっと見下ろすソルド
俺は目の前で正座
何ともうん
「.........フッ」
「......え、何この子。急に悟開いてるんだけど」
「....!!!」
遠い目をしながら明後日の方へ向く俺を、一生懸命に肩を掴んで揺らしてくるシニガミさん
ソルドは二人の姿を見て溜息を吐いていた
「たくもう.....大体シニガミの部屋の前に行くなんて、どうせシニガミが気になってとかでしょ?」
ぐふぁ.....バレてる.....
「図星か....男はこれだから....」
まだ、女だったこと気付けないの怒ってんのかなこれ.....
「いや、別に変な下心は無くてだな.?何もしない.....?」
急に背中に感じる変な視線、すぐさま後ろにある窓の方へ顔を向ける
「....?何?何もしないで急に後ろ向くなんて、人の話聞いてる?ねぇ」
ソルドが少し怒ったままこちらに近付き顔をのぞき込む
「.......?蓮?」
顔をのぞき込まれて心配そうな声で名前を呼ばれてはすぐさま顔を二人に向けなおす
「いやぁごめんね!ちょっとトイレ行ってくるね!漏れちゃうね!!逃げていいかね!?」
慌てて2人に手を振ってごまかそうとする
ふっ、これならばれやしない....!
「........顔あんなに険しかったくせに?本当に何もねぇの?」
「.....」
シニガミさんもまるでソルドと同じことを言おうとしてるみたいだ
じっと俺を見つめている、気が、する
紙で見れないけど......
「アッハッハッハッハッ!!大丈夫大丈夫、ちょっと出してくるだけだから!」
元気よく笑いかけながら、シニガミさんを引っぺがし。立ち上がってドアから出ていこうとすると
(君はいつもそうだね、そんな男だよね)
昔の声が聞こえて一瞬立ち止まってしまう
アイツの声が聞こえて、俺は固まってしまう
「仕方ないじゃないか、これが。俺なんだよ」
そう言い残してドアを開けて部屋を出ていく
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あれから家の外まで出るのに道に迷わずに行けた事に少し感動しながらも、目の前に居る二つの影を確認する
「本当にお前ら、何処にでも現れるよな」
「ぐぎゃぎゃ」
「ガギャァー!」
あ、今日のは喋らないタイプなんだ
こいつら、俺にだけしか見えない化物で、俺以外の奴らには何も見えず、ただ勝手にものが壊れていく、だから俺は常に人目がない場所に誘導し相手をしてる、もういつから会ってるのか忘れてしまった。
「はぁ......ここは変な空気を感じてたし、大丈夫かなぁと思ってたのになぁ....」
右拳を前に、左手を握りつつ左脇に備える
「お前らは毎回毎回俺の生活を壊してくれる」
身体を半分右に捻り、腰をしっかりと支えるように足に力を入れる
「今日の俺は機嫌悪いから、楽に死ねると思うなよ?」
そのまま言葉に力を入れて、自分でも冷たく入っていた
これ誰だろって位だ、本当に俺なのか?
でもそんなことはどうでもいい、こいつら潰すんだから
生きて返さないんだから
「さぁ、イコウナ?」
楽しいパーティーの始まりだ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ふぅ......スッキリ」
んー、ストレス発散発散!!
いやぁ、気持ちがいいねぇ。こんなになるのいつぶり?
「あーでも、これ掃除しないとだよなぁ....」
自分の足元をみながらため息を吐く
はぁ.......めんど
だって、ねぇ.......
道路にこんなに血溜りがあれば、こんなにさっきの影達の肉片があれば
迷惑かけてしまうしね?
......さ、片付けよ
現実見るの、厳しい〜......