出会えた奇跡
は?って言われても事実を言うたまで
悪いけどおかしいのはこの人たちなわけで
私は何も悪くない。

「えーと、今は平成だからさ。外見てみなよ?」

私は拉致があかないため外を見ることを
勧めた。
カーテンの開け方がわからないのか
2人が私を見てくるので
「両横に広げて」

と言ってカーテンを
開けて外を見た。

無言でただ外を見つめる2人に

「理解して頂けたかな?」

「ああ。ここは俺達がいた時代じゃないんだな」

ここで初めてもう1人の茶髪が言葉を発した。

「…ほんとに昔の人なんだね。」

最早、私は信じるしかできなかった。
< 5 / 9 >

この作品をシェア

pagetop