出会えた奇跡
さて、これからこの2人はどうしたものかな。
ただ無言で外を見てる2人の顔がふと
見たくなったため私は電気を付けようと
ベッドから降りた。

2人は私が動いたことによりこちらを
向いたが気にせず電気のスイッチを押す。
パッと明るくなり2人が驚いた顔が見えた。

「何をした」

茶髪が私に聞くため

「なーに、暗いからな明るくしただけさ」

と言って私は時計を見た。
まだ夜中の3時、暗いはずだ、眠いはずだ。

「俺達は…これからどうすればいいのだろうか」

無意識なのか茶髪は呟いた。

どうすれば…か。私にもわからない。
だが、ここで出会ったのも何かの縁なの
かもしれない。

「2人さえ良ければ戻れるまでここに
暮らすか?」
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