always lovin' you ~愛をとめないで~
「却下。なんで、貴方の女なんかにならなきゃいけないのよ。こっちから願い下げよ。」

「いいじゃねぇか。悪い様にはしないぜ?」

「貴方が悪いようにしなくても必然的に苦労が増えそうだわ。そんなに彼女欲しいなら周りにいくらでもいるじゃない。」

「フッ。こっちにも選ぶ権利があるだろう。俺様の隣に立つのは俺様が認めたやつだけだ。」

「それならこっちにだって選ぶ権利はあるでしょ。」

「お前は、俺様のどこがそんなに気にいらねぇんだよ。」

「全部。」

「……」

「フッ。やっぱりおもろいわぁ、嬢ちゃん。残念やったなぁ水瀬」

「フン。まぁいい。卒業までは、まだ時間がある。」

「なんや、水瀬。本気かいな。」

「あぁ。気に入った。俺様にここまで盾突く奴はお前ぐらいだ。いいか。お前は卒業までにお前を落としてやる。絶対にな。」

「…っ!やるだけ無駄よ。私は絶対に貴方には落ちない。」

本当に腹が立つ。それは多分、自分がヘタをすれば直ぐに全てを見破られそうだから。ううん違う。あるいはもう見透かされてるか勘ぐられてるのかもしれない。

(でも…だからって失敗はできない。だって失敗したらもう…)










「もう、昼やで。」

「え?あぁ…もうお昼?それで?何?私に何か御所望でも?」

「どないしたんや。ボーっとして。なんや。頼んだら何かくれるんか?」

「そうね、いいわよ。でも、ランクによって値段が変わるから注意してね♡」

「金とるんかいな。」

「当たり前でしょ。そうね…私1人の写真1枚につき1万円サインも1万円よ。ツーショット1枚につき2万円、最高ランクのグラビアヌードは3万円。先生に関しては別の料金設定がしてあるけど…知りたい?」

「阿呆。知りとうないわ。」

「洲凰くんに関しては、1回限りでどれかお好きなランクを無料でプレゼントしてもいいわ。知りたいことがあるの。」

「要らんわ。なんや、元気やないか。心配して損したわ。」

「あら、心配してくれたの?嬉しいわ♡」

「……で、知りたい事ってなんや?」

「洲凰くん、ここは面白そうだったからわざわざ大阪じゃなくてここの私立学校にしたんでしょ?何がそんなに面白そうだったの?」

「なんや、どしてそないな事知ってどうするんっちゅうねん。まぁ、ええわ。あれは、2年前の入学式の事や。」


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