危険地帯
私の考えは、ワタシの考え。
ワタシはいつだって、私の味方。
深月と神雷の総長に、鋭く尖った視線を向けた。
ワタシはゆっくりと二人に近づく。
二人はワタシを警戒しつつ、ワタシを見ていた。
「あなた達ね、私を傷つけたのは」
さて、どうやって私を傷つけたお返しをしましょうか。
お二人は、どんな罰がお好み?
「誰か、ナイフ持ってない?」
思いついた罰を実行するべく、周りに尋ねてみる。
けれど、誰もナイフを持っていなかった。
なーんだ、残念♪
この倉庫には、木材や鉄パイプや縄しかなさそうだし。
今、ナイフがあったらよかったんだけど。
仕方ないわね♪