危険地帯
とある売人もここに来るの?
さらに忍者側の戦力が上がってしまう。
「あれ?まだ気づいてないわけ?」
忍者は三人を見下すように言う。
三人の顔が、険しくなる。
「俺が、とある売人さ」
忍者の言葉は、倉庫の雰囲気を悪くするものだった。
忍者が、とある売人……!?
そういえば、さっき後ろにいる不良達をクスリで洗脳したって言ってた。
その時に気づかなかった私は、大バカだ。
「下っ端がいなくなったのも、お前が原因か」
「ピンポーン!」
目尻をつり上げた司に、忍者は陽気に“正解”を表す。