チョコレート
保健室の先生だった。



「大丈夫ですか??まだ寝ていないと…」



先生は心配そうにあたしの
顔色をうかがっている。


「全然大丈夫なんで!!
教室にもどります。」


「そうですか…怪我はしていないみたいけど無理は駄目ですよ。」


先生は優しく声をかけてくれた。


「はい。
…あの、誰がここにあたしを
運んでくれたんですか??」


あたしはさっきから気になっていたことを聞いた。






「ここの学校の男子生徒みたいなんですが…
なぜか傷だらけで
あなただけ置いて教室に行ってしまって…」


「そうなんですか。
じゃあ、戻ります。
失礼しましたー」


ドアを閉めてから

あたしは考えた。


誰だろ…

あたしを助けてくれたのは。


傷だらけって言ってたよね…

大丈夫かな。


なんて考えてたら教室についていた。
ドアを開けると先生に事情を聞かれた。

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