君と僕の白昼夢

俺はひたすら走った。

自然と足は海へ向かった。

海には崖がある。ゴツゴツとした岩が海から出ている。

結構高さもある。別に自殺の名所とかいうわけではないけど、それっぽい雰囲気はある。
一応木の柵があるが低い。

俺はそこを選んだ。

ここなら、1発でいけるかな…

水死体って見た目が悲惨っていうけど…

まあ…見つからなくてもいいと思ってる。

俺は浜へ行き、海を眺めた。

水平線に、太陽がかくれそうだ。

明日にはまた陽は昇る。

その時俺はもう、この世にいない。

自然と涙が出た。これまでの人生を思い出してしまう。

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