君と僕の白昼夢
「ここに書いてあること…本気で信じてんの?」
俺は本を指さした。
「あ…うん…こういうの好きで…」
瀬川は下を向いた。
「今、俺がこれに関係してると思った?」
その言葉に瀬川は顔を上げて俺を見た。
「俺が本当に関係してて、瀬川とこれについて話したなんて言ったら信じる?」
俺の言葉に瀬川の目が変わる。
「ほ、本当に?か、からかってない…?」
「ああ」
「信じるよ…タイムリープは本当にある」
瀬川の俺を見つめる目は強かった。
こいつ、本気だ。