君と僕の白昼夢
「お前が言った通り、ここに書いてある通り、俺はある奴の代わりに死んだんだ。
でもこの通り…戻ってきてる。俺の時間は5月14日から進んでいないんだ」
「それであんなに怒鳴って…」
「その件はマジですまん!!」
俺は瀬川に両手を合わせて謝った。
瀬川は笑って許してくれた。
「その状況下にいたら誰でもそうなるよ。でも…私はその方法しか知らない…」
「そっか…」
「立花くんの詳しい今の状況はわからないけど…方法はそれくらいしかない…」
やっぱり…そうだよな…
でも…ダメだった。
ん?待てよ…
日和が死ぬのは決まって俺から離れている時だった…
俺がもしずっとくっ付くように傍にいたらどうなるんだ…?
俺も被害を受けかねない。
その時は俺も死ぬのか…?