君と僕の白昼夢
…
いや…よく考えてみろ。
リアルで不吉だが…あれは夢だ。きっと夢だ。
それ以外、何があるっていうんだよ。
「いや…変な…夢見て…」
夢だ。あれは夢だったんだ。
俺は自分に言い聞かせ、ゆっくり椅子に座った。
すると…
「5月14日と言えば!
今日カフェオープンの日だ!」
日和が言った。
俺は息をのんだ。
「あー!駅前の?」
「そうそう!知ってるの?
今日行こうよ!」
日和が俺と健太郎を見た。
「あー…俺部活なんだよねー…」
健太郎が残念そうに言う。
「あ、そっか。そうだよね」
「うん…引退したら俺も行きたいな!
今日は川島と卓で行ってきたら?」
………