君と僕の白昼夢


それがおばあさんの口から語られた真実だった。


おばあさんが村に住んでいた頃に本当にあった話だという。


そしてその伝説が…





もう駅は見えていた。

辺りは暗い。

電車は6時にくる。



何も考えられなかった。


まだ、理解ができなかった。



それからどうやって帰ったのか、覚えていない。

どうやって日和の死を知ったのかさえ、曖昧であった。



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