君と僕の白昼夢


「誰だっけ?」


健太郎もわかってなかったか…!!


「えー!瀬川小春ちゃんだよ。

そろそろ覚えなよ!」


日和がそう教えた。


瀬川小春…


いやいやそんなことより…

瀬川の本…


一瞬しか見えなかったけど、気になる題名だった気がする…


記憶が正しければ…


『タイムリープ』



一瞬だけ、本当に一瞬そう見えた気がしたが…


「あ!てか遅れるよ!」

日和のその言葉に俺達は慌てて走り出した。

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