君と僕の白昼夢
すると
「あ!喉乾いたなー」
日和が立ち上がった。
「あぁ…そうだな」
「奢らなくていいよ!
逆に私が奢ったげる!」
…相変わらず嫌いなんだな、借りを作るの。
「いや…」
俺が答える間もなく日和は走って行く。
自動販売機は道路の向こう側にある。
日和はそこにめがけて走った。
いや…
待て待て待て…!
道路とかフラグじゃん!!
俺は慌てて立ち上がった。
そして、叫んだ。
「日和!!!」
しかし…
それが仇となった。