君と僕の白昼夢


そしていつものように5時間目が始まる時間となった。

話なんかもちろん聞かず。ただただ外を見ていた。

教室からは見えない、海のある方向をひたすら眺め、そして緊張していた。

頬杖をついて生気のない目で時間が過ぎるのを待った。


たまにチラチラ時計を見た。あんまり進んでいなかった。


まだこんな世界に迷い込む前だったらすぐに机に突っ伏して寝ていたのに。

こんな状況では睡魔すら襲ってこない。

睡魔をも跳ね返す程の恐怖に緊張。

その恐怖に震える。ひたすら、ただひたすら。


日和が死ぬ時間が近くなるにつれて鼓動が早くなり、震えだし、冷や汗をかきだす。






そうだ、忘れてた。

一時間の謎が解けていない。

俺はぼーっとするのをやめ、考え出した。

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