君と僕の白昼夢
「おーい、パソコン行こーぜー…って…
なんか卓ニヤけてね?」
休み時間に入った瞬間、健太郎が言ってきた。
コンピュータールームは結構遠いため、早めに出なきゃ間に合わないのだ。
「はっ!?ニヤけてねーよ別に!!」
謎が解けたことによる安堵の表情が健太郎にそう思わせているのだろう。
「いいことあったの?」
日和まで聞いてくる始末。
「ちげーってば!!ほら!行こ!」
俺は無理やり二人をコンピュータールームに連れていった。
そしてパソコンの授業も普通に受け、放課後を迎える。