君と僕の白昼夢


列の最後尾までくる。


「どのくらい待つのかなー…」


日和の言葉に俺は腕時計を見る。


今は4時。


「この人数だと…1時間とか?」


俺が列の前の方を見ながら言う。


「んーやっぱりそのくらいが妥当かー」


はぁ……と日和はわかりやすくため息をついた。


「でもまあそのくらいおいしいってことだよ!」

そしてパッと表情を変える日和。


「やっぱり甘いものがあるわけ?」


俺は店内を見ながら言う。


「んー。それ以外もあるよ。

でもメインは甘いもの系だと思う」


外にあるメニュー表も甘いものが多いように見える。
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