君と僕の白昼夢
第二章
過酷な精神
「なんだー?
ストレスでも溜まってんのかー?」
健太郎が面白そうに俺の顔を覗き込む。
そしてクラスは一瞬静まったあと、またざわざわしだした。
「いや…別に…」
俺は曖昧に返事をする。
「まあそういう時もあるさ」
健太郎が俺の肩を叩いた。
「じゃあ調べてきてあげようか?
ストレス解消法ー」
小馬鹿にしながら日和が言ってくる。
「うるせー…そんな本あるわけ…」
俺は頬杖をついて外を見た。
「何言ってんの。本じゃないよ」
日和が言う。
「…は?」
「ネットに決まってんでしょー。
あんたいつの時代の人よ」
と、ドヤ顔を向けてくる。
なんだ…ネット…
ん?
…?
「お、お前今なんて言った!?」
俺は立ち上がり日和の両肩を掴んだ。
「え……調べてきてあげようか…って…」
「その後!!」
「え…?本じゃなくて…ネット…?」
ネッ………ト…
「そうか…」