強気な彼女は逃走中
「いつまでシオンに抱きついてるんだ?」
不機嫌そうな声が近くで聞こえてきたと思ったら、腕を引っ張られて抱きすくめられた。
咄嗟のことに身動きとれず、抱き締められたまま。
びっくりして、身体が動かない。
「きゃ~!超イケメン!」
「三角関係ですかっ?!」
「奪い合われてみたい!」
シオンの同期が騒ぎまくってるけど、あんまし頭に入ってこない。
ふっかーいため息をはいたシオンは、
「うるせぇ!アリアは姉貴だ。顔似てるだろうが!」
一蹴して、みんなを黙らせた。
「とりあえず、夜都くんアリア連れて帰って。」
有無を言わせないシオンのセリフに、
『ちょ、ちょっと待って…!』
焦った私を担ぎ上げた夜都は、そのままバーを後にした。
不機嫌そうな声が近くで聞こえてきたと思ったら、腕を引っ張られて抱きすくめられた。
咄嗟のことに身動きとれず、抱き締められたまま。
びっくりして、身体が動かない。
「きゃ~!超イケメン!」
「三角関係ですかっ?!」
「奪い合われてみたい!」
シオンの同期が騒ぎまくってるけど、あんまし頭に入ってこない。
ふっかーいため息をはいたシオンは、
「うるせぇ!アリアは姉貴だ。顔似てるだろうが!」
一蹴して、みんなを黙らせた。
「とりあえず、夜都くんアリア連れて帰って。」
有無を言わせないシオンのセリフに、
『ちょ、ちょっと待って…!』
焦った私を担ぎ上げた夜都は、そのままバーを後にした。