強気な彼女は逃走中
「まぁ、夜都の場合、明らかに初恋だもんな。自分から付き合ったこともないし、ましてや逃げられたり追いかけたりしたこともない!アリアちゃんに会って初体験づくしだな。」

「うるせぇ。ばか礼於。」

ふてくされた夜都の顔も可愛い。

「ちなみにオレの初恋もアリアちゃん~!」

え?

なんか後ろから聞こえたけど。

「あ?葉月何やってんの?」

『はぁちゃん!うわっ、久しぶり~!相変わらずかっこ可愛いっ。』

立花のあとにすぐ私も声をあげる。

それと同時に私は立ち上がって、いつもどおりはぁちゃんにぎゅっと抱きつく。

はぁちゃん…葉月は、立花の弟君です。

シオンが後ろに見えるから、一緒に来たみたい。

二人は仲良しさんなのです。

「ん~!アリアちゃんいー匂い~。」

ときどき変態ちっくになりますが、かっこ可愛いイケメンくんです。

「てか、こらこら!離れろ!」

そんな言葉聞こえて、カラダが後ろに引っ張られた。



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