強気な彼女は逃走中
「葉月、離れろ!」
夜都とケンカしだした。
なんかこれ、見慣れた光景になったわ。
あら?いつのまにか、ズタボロになった吏人くんはいなかった。
「アリア。散々だったけど、スッキリしたわ。ありがとう。天城くんの浮気未遂のアリアの古傷、私抉ってない?思い出してもいいものじゃないしね。」
『立花…。ありがとう。』
優しい。自分のことで大変なのに、私の気持ちまで考えてくれてたのね。
『大好き!立花の彼氏、私がなる!』
抱きついてそう言うと。
「離れろ!アリア、堂々と二股か!」
はぁちゃんと言い合いしてたはずの夜都が、話に入ってきた。
うるさい。
「アリア、あんただけは遠慮するわ。メンドクサイのがいるし。」
ため息をつきながら、夜都を見てる立花。
まぁ、メンドクサイよね。
「じゃあ、オレは?立花ちゃんの彼氏に立候補していい?」
笑ってるけど、目が真剣な礼於くん。
もしかして…。
もしかする?!
夜都と目を合わせ、二人でそっとそこから離れた。
end
夜都とケンカしだした。
なんかこれ、見慣れた光景になったわ。
あら?いつのまにか、ズタボロになった吏人くんはいなかった。
「アリア。散々だったけど、スッキリしたわ。ありがとう。天城くんの浮気未遂のアリアの古傷、私抉ってない?思い出してもいいものじゃないしね。」
『立花…。ありがとう。』
優しい。自分のことで大変なのに、私の気持ちまで考えてくれてたのね。
『大好き!立花の彼氏、私がなる!』
抱きついてそう言うと。
「離れろ!アリア、堂々と二股か!」
はぁちゃんと言い合いしてたはずの夜都が、話に入ってきた。
うるさい。
「アリア、あんただけは遠慮するわ。メンドクサイのがいるし。」
ため息をつきながら、夜都を見てる立花。
まぁ、メンドクサイよね。
「じゃあ、オレは?立花ちゃんの彼氏に立候補していい?」
笑ってるけど、目が真剣な礼於くん。
もしかして…。
もしかする?!
夜都と目を合わせ、二人でそっとそこから離れた。
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