強気な彼女は逃走中
と、いうわけで。

仕事終わりの立花を連れ、家にも帰さずに必要なものは全部買い物して温泉に連れ去ったわけです。

「今回は素直に監禁されてあげればよかったのに。新境地が開けるかもよ?」

『イヤだ。こわすぎる。』

「帰ってからの方がヤバくない?」

『いや、少し時間を置けば、冷静になってるはず…?』

と、思いたい。

願望でしかないけど。

「まぁ、ご飯はおいしいし、温泉は気持ちいいから、私は極楽だけど。ちなみに、礼於からも連絡きてたわよ。でてないけど。」

礼於くん?!

なぜ、立花に?

もしや、付き合って…。

「ないから。」

『違うの?!』

「まだそんな気分じゃない。ご飯は行ってるけど。」

『そっか。』

じゃあ、時間の問題かな。

二人がくっついたら、みんなで遊びに行けて楽しいだろうなぁ。

楽しみ!

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