ビンの中の王子様
「王子様!やっぱり王子様だ!」
裕香は両手を胸で組んで、立ち上がった。
「王子様あああ!こんにちはぁああああ―――――――っ!」
「こんにちはじゃねぇえええええ!!」
四つんばいのままで首をねじり、王子様は満面笑顔の裕香を睨んだ。
「それに俺は王子様じゃないっ!」
「え?じゃ、王女様?」
「アホかっ!!」
「人魚姫?」
「なんでやっ!!」
「浦島太郎?」
「あ――――っ!もういいから、黙れ、このクソチビ!!」
なんてことだろう。
せっかく助けてあげたのに、この人ったら、実は性格の悪い王子様?
サイテー!
しかも日本語ぺらぺらじゃん。
裕香は両手を胸で組んで、立ち上がった。
「王子様あああ!こんにちはぁああああ―――――――っ!」
「こんにちはじゃねぇえええええ!!」
四つんばいのままで首をねじり、王子様は満面笑顔の裕香を睨んだ。
「それに俺は王子様じゃないっ!」
「え?じゃ、王女様?」
「アホかっ!!」
「人魚姫?」
「なんでやっ!!」
「浦島太郎?」
「あ――――っ!もういいから、黙れ、このクソチビ!!」
なんてことだろう。
せっかく助けてあげたのに、この人ったら、実は性格の悪い王子様?
サイテー!
しかも日本語ぺらぺらじゃん。