夢の終わりで、君に会いたい。
いろんな感情を置き去りにして、今ははやく眠りたかった。


「この最悪な誕生日を終わらせなきゃ」


電気を消してベッドにもぐりこむと、やっと体から力が抜けてゆく。

縛りつけていた鎖がひとつずつ解かれるかのようにリラックスする。

甘い香りに導かれ、眠りはすぐに訪れるだろう。


会いたいのは、親方。






ただ、それだけ。















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