夢の終わりで、君に会いたい。
窓辺で座っている親方が私を見て首をかしげている写真。一番気に入っている写真だ。
いつの間に写真なんて入れたのだろう?
「寝る前に入れたっけ?」
記憶がないけれど、昨日は頭痛もしてたし……。
そういえば今朝は頭痛も腰の痛みもまったくない。
すごい回復力だなぁ、と我ながら感心する。
その横には、お母さんとお姉ちゃんからもらったペンダントの入った箱まである。
これもまた、出した覚えがない。
「寝ぼけるにもほどがあるな……」
今朝は異様に寒い朝。朝が来るたびに、少しずつ季節が進んでいるのが実感できる。
制服に着替えてリビングに行くと、
「おはよう」
テーブルに朝食を並べながらお母さんが言った。
熱々の紅茶が置かれるところ。昨晩のニコニコほどではないけれど、不機嫌ではないことがわかる。
歩きとか、口調でわかっちゃうんだよ。
こんなに敏感になって、それでも鈍感なフリばかりして。
ああダメだ。
朝はやっぱり気持ちがあがっていかない。
いつものようにほほ笑みを浮かべなきゃ。
いつの間に写真なんて入れたのだろう?
「寝る前に入れたっけ?」
記憶がないけれど、昨日は頭痛もしてたし……。
そういえば今朝は頭痛も腰の痛みもまったくない。
すごい回復力だなぁ、と我ながら感心する。
その横には、お母さんとお姉ちゃんからもらったペンダントの入った箱まである。
これもまた、出した覚えがない。
「寝ぼけるにもほどがあるな……」
今朝は異様に寒い朝。朝が来るたびに、少しずつ季節が進んでいるのが実感できる。
制服に着替えてリビングに行くと、
「おはよう」
テーブルに朝食を並べながらお母さんが言った。
熱々の紅茶が置かれるところ。昨晩のニコニコほどではないけれど、不機嫌ではないことがわかる。
歩きとか、口調でわかっちゃうんだよ。
こんなに敏感になって、それでも鈍感なフリばかりして。
ああダメだ。
朝はやっぱり気持ちがあがっていかない。
いつものようにほほ笑みを浮かべなきゃ。