体は小さいが、心は大きいんです!
気持ちは加速する
埜々香たちが入社して半年が過ぎた頃、彼女が仕事の余暇時間にやっていた事が判明した。
自分の手掛けた仕事をそれだけで捉えて完結するのではなく、昨年以前の同種の書類と比較して自分が何の仕事をしているのか確認していたのだった。
俺達ベテランでも他人から任された仕事は、何をやっているのか分からなくなる。
なのに、今年入社したての新人が、閲覧自由な書類を頼りに探り当てるなんて、狂気の沙汰だろうと思う。
「埜々香、何やってるんだ?」
「だって、分からずに仕事するより、分かってた方が楽しいですし、スムーズに行くと思いませんか?」
そりゃあそうだが、だからと言って過去の書類を読み込む新人も珍しいと思う。
極秘書類は別の書庫で鍵をかけて保管してるから、彼女が出入りできる書庫は閲覧自由だが。
仕事熱心なんだか、ただのバカなのか。
どちらにしても、先行き楽しみな大型新人と言えるだろう。
自分の手掛けた仕事をそれだけで捉えて完結するのではなく、昨年以前の同種の書類と比較して自分が何の仕事をしているのか確認していたのだった。
俺達ベテランでも他人から任された仕事は、何をやっているのか分からなくなる。
なのに、今年入社したての新人が、閲覧自由な書類を頼りに探り当てるなんて、狂気の沙汰だろうと思う。
「埜々香、何やってるんだ?」
「だって、分からずに仕事するより、分かってた方が楽しいですし、スムーズに行くと思いませんか?」
そりゃあそうだが、だからと言って過去の書類を読み込む新人も珍しいと思う。
極秘書類は別の書庫で鍵をかけて保管してるから、彼女が出入りできる書庫は閲覧自由だが。
仕事熱心なんだか、ただのバカなのか。
どちらにしても、先行き楽しみな大型新人と言えるだろう。