体は小さいが、心は大きいんです!
犯人は、、、
「大体の状況は理解した。
この手紙だけでは、倉梯さんに対して宛てたものかは断言出来ないが、君の鞄に入っていた事は確かだから、慎重になる事は大事だな。

それにしても、二人はいつから付き合っていたんだ?」

夜、俺が連絡した伊藤部長がやってきて、三人で鍋を囲んでいた。

「付き合ってませんよ。」

「隠さなくても、社内恋愛には反対しないぞ。
お前たちお似合いだしな。」

「え、?!お似合いって、本当に付き合ってませんよ。」

「ああ、そうか、新田の片想いか?
ほら、モタモタしてたら誰かに獲られるぞ!
さっさと独身貴族返上しろ!!」

ニヤつきながら変な発破をかけないで欲しい。
彼女と気まずくなってしまうじゃないか。

「伊藤部長!
もう、勘弁して下さい。

で、これからどうしますかね?」

「しばらく、新田がここに泊めてやるんだな。」

「泊めるって、いや、無理ですって!
部屋も無いですし、独身の男女ですよ?!」

「じゃ、恋人になれば?」

「恋人って、俺の一存ではなれないんですよ?!
相手だって選ぶ権利があるんですから!
何、無茶苦茶言ってるんでか!!」

「じゃ、倉梯さんの気持ち聞いてみたら?」
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