体は小さいが、心は大きいんです!
「埜々香、いつまで俺の事課長って呼ぶの?
会社以外で呼ばれたくないんだけど?」

「、、、新田さん?」

「それは名字だな。
埜々香にも新田さんになって欲しいと思っているんだけど、俺。」

「か、かけるさん?」

「うん、もう一度呼んで。」

「駆さん、駆さん、かけるさん!!」

あー、もう、恥ずかしい。
どうだ、これで!!

「埜々香、可愛い。
ほっぺにキスしたい。
許してくれるなら、口にも。
ね、良い?」

「やぁ、もう、恥ずかしいですって!
ちゃっかり抱き締めるの止めて下さい!
ちょっと、初心者なんですから、色気魔神になるの反則です!!」

課長、改め、駆さんは、暴走したかのように抱き付き、抱き締め、顔中にキスの
雨を降らせてきた。

そして、モチロン唇にも雨は降り注ぎ、当然の事のように、大人なキスに移行していき、、、、。

待って下さい、息はどうやってすれば良いんですか?
苦しくって、意識が遠のきそうなんですが。

そんな私をおもんばかったのか一度口付けを止め、

「鼻で呼吸して。
可愛い。」

とろけそうな声で言って、又、口付けを続行しなさった。

初心者相手に鬼畜でしょう!

いや、気持ち良いけどさ。


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