大空へ向かって


―学校。



「麗美!」



話しかけて来たのは、アメリだった。



アメリに話しかけられたのは、1ヶ月ぶり位。





「どっどっどおしたの!?!?」




「今まで…ゴメンね!あたし、もう平気だから!!!」




「小坂君とは…??」



麗美は 恐る恐る聞いた。




「もう、諦める!別の子が好きなのに、二人が辛いだけだもん!!!」





アメリは 強いね…。



凄いよ…。




でも、一つ違う…。



小坂君は アメリの事が、大好きなんだよ…??





麗美だったら、立ち直れ無いと思う。





麗美は 見逃さなかった…。



アメリの目に、涙がたまっていた事を…。




麗美は 今ごろ気付いた…。



アメリは 麗美と栄助が別れた時 慰めてくれたよね…。





麗美は アメリに親友らしい事、してあげた??




寂しかったよね…。



ゴメンね…。





謝らないといけないのは、


麗美だよ…。





「麗美もゴメンね!」




「何で謝んの??」




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