大空へ向かって
笑顔と空
―公園。
「ねぇ!」
「うっせぇな!」
麗美と栄助の唇が重なる。
「それだけ〜!?もっとぉ!」
「さっきから、うっせぇな!」
何だか、触れていないと、不安になる…。
ばか…。
こんなにも、好きになっちゃったじゃん…。
麗美は ちょっとスネながら、空を見た。
その日の空は、綺麗な青空だった。
「麗美、この前思ったんだけど、栄助の笑顔って青空みたいだよね!何だか、温かみがあるってゆうか…。」
「俺、そんなに顔色悪い??」
「違うよー!何だか見てると、落ち着くの。和む感じ!」
「俺が、青空なら、麗美は夕焼け空だな!」
「何でぇ!?」
「いつも頬っぺたが赤だから!!!何か夕焼け見てると、麗美の笑顔思い出すから!」
今でも、夕焼けを見たら、麗美を思い出しますか??
麗美は 青空を見たら、栄助を思い出すよ…。
想われてるんだなぁって青空を見て 感じてるよ。