大空へ向かって
このまま、夏休みは 終わりを告げた…。
―新学期。
皆、日焼けした肌で顔を合わせる。
瑠理は 夏休みの夏休みは クラブに追われ大変だったらしい。
栄助とは、普通に話せたから、安心した。
「瑠理ってモテるのに何で彼氏作んないの?」
「瑠理、男子嫌いだし………。」
麗美も 栄助に出会わなければ、瑠理のようになっていたのだろうか…。
そう、出会わなければ良かったのに…
「栄助…!来週どこか行こ!!!!!!」
「良いよ。何処行く??」
「映画とかは?」
「俺、今貧乏〜!」
「前、お小遣い入ったって言ってなかった??」
「クラブの合宿があって……。」
「じゃ、どおする??」
「麗美の家、行ったこと無いんだけど…。」
そう、栄助は麗美の家に来たことが無い。
親にも、彼氏居るなんて言ってないし。
「実は、お母さんとかに、栄助の事言ってない…。」
「マジで!??家行くのヤバイよなぁ…。」
「ううん。来て来て!」
部屋、片付けないとなぁ……。