大空へ向かって
今日、麗美の部屋に来るんだぁ…。
男友達なら、しょっちゅう入れてるけど…。
初めて出来た彼氏だし…
麗美は 部屋中ぐるぐる回って考えてた。
「お母さん!家に、かっかっ加藤君来るから!」
ギャー!
加藤って誰だよー!!!
彼氏って言いたいのに!
「オッケ。加藤君ね!!!!!!!!」
いや、違うって!
ピンポーン。
「あっ加藤君かな??」
麗美もノリで加藤君って言ってみた。
「はじめまして!相沢って言います!」
栄助がニコッとした顔でお母さんに挨拶をした。
栄助のばか野郎!
せめて、メッシュとれよ!
お母さんは メッシュのヤンキーが来たのと、加藤じゃ無いことに
ダブルで驚いていた。
「行こ!!加藤君!」
麗美は 栄助の手首を掴んで部屋に居れた。
「加藤って誰??」
栄助は お腹を抱えて爆笑してた。
「ばか!何で挨拶なんかするの!?」
会話がぐちゃぐちゃだった。
「何も言わずに入れるわけねぇじゃん!」
「何で名字!?栄助ですって入って来てよぉ!」
「意味不明だし!」
さっきあった事を話した。
「彼氏が加藤って!」
本日二回目の爆笑。