大空へ向かって


「仕方ないじゃん!恥ずかしくて…。」




「元カレの時は、紹介した??」




ギクッ。



栄助は 知らないんだぁ…。





「ちょっと真面目な話だから!」




麗美は ちょこんと正座した。




「肩っくるしいなぁ!」




「えぇっとぉ!麗美に元カレは居ません!」




栄助の目は いつもの何倍にも開いていた。




「どっどうゆう?」




「だからぁ!栄助が麗美の初カレなの!」




「まっまっまじで!?」





「まじ…。」




「やっぱり挨拶しないと!ほら!行くぞ!」





栄助は 麗美の腕を掴んで、リビングの前まで来た。




「お母さん!ちょっと話あるんだけど。」





二人は、ソファーに座った。




お母さんが向かいのソファーに座り 不思議そうな顔をしていた。





「えっと…!加藤君じゃ無いよ!」




「分かってるわよ!それくらい!」




「はじめまして!相沢栄助です!麗美と付き合わさせて頂いております。」





もう、ダメダメ…。



敬語無茶苦茶だし…。





「麗美!いつから??」




お母さんが嬉しそうな顔をした。




「中1の6月位かな??」




「栄助君だっけ??麗美をよろしくね!」




栄助は 優しい笑顔で笑った。



その後 麗美の部屋に入った。




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