大空へ向かって
教室に入ると、皆が駆け寄ってきて
大丈夫?と聞いてきた。
まだ残る、顔の傷。
友達と笑いあっていたら、なんだか
忘れられそうな気がした。
あの事も…
あの人の事も…
━━キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴り、席につく。
そして、いつものように、授業をうけた。
そして…休み時間。
友達と喋っていたら、学年のヤンキー組が来た。
嫌な…予感がしたんだ━━━━━
その10人程のグループには…あの人の姿。
栄助が居た…。