大空へ向かって




聞き慣れた声なのに…




低い声が安心するのに…切なくなる。




「…じゃあバイバイ!」




沈黙に耐えられなかったのか、栄助は




グループの中に入り、また話し出した。




別れたら━━━友達に戻る。




それが…自然だろう。




だけど、罪悪感でいっぱいなんだ。




普通に笑顔で話してくる君に本当の事を




言いそうになるの。




バカだね…




一生忘れれるわけ無いじゃん…。




まだ、こんなにも好きなのに。




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