大空へ向かって
麗美は栄助の方に歩いた。
「栄助を...信じなきゃ...良かった...」
麗美は泣きながら はっきりと栄助に言った。
「...麗美?」
「名前で呼ばないで!!栄助は一番の子に名前で呼んであげて」
「違う...」
「何が違うの!?女の子と二人で居るじゃん。」
「…」
栄助は何も答えない。
答えられないよね?
「もう...別れよう..。」
もう
限界だよ...
さよならだね...
麗美は走って家まで帰った。
途中追っかけてくれるかなと思って
何度も振り向いたけど 追っかけては
来なかった。
涙と雨が分からなくなるほど、濡れて泣いた。