大空へ向かって
必死に腕を振り払おうとしても、男の力には勝てない…。



栄助…。

助けて…!!!!!!



ドスッ。


鈍い音と同時に男の手が麗美の腕から放れる。



顔を上げると、



「栄助!!!!」


「てめぇら!!!俺の女に何手ぇ出してんだよ!」




栄助が男達を睨む。


男達は逃げていった。





「栄助ありがとう!」


「何かされてない??」


「大丈夫だよ!!!!!」



「良かったぁ。」


栄助が麗美を抱き締めた。



「気おつけろよ!!!!麗美、ずっと思ってたけど、露出しすぎ!!!」


栄助が目をそらして言う。


「そんな事無いよ…??この水着もワンピタイプだし…。」



「だから…。その…。今日着てたワンピースとか…。肩がヒモだし…。」



「心配しすぎだよ。」


「だって…。心配で…。」


"嫉妬""焼きもち"



栄助…。可愛いな…。
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