大空へ向かって
そうすると、チャラ男がニッコリ笑って
集団グループに走って戻っていった。
「…あれ誰?」
麗美は、ポカンとした顔のまま、アメリに話しかけた。
「見たこと…あるけど名前知らない。」
学年には、200人程居て、半分は1ヶ月に会ったばっかりだ。
…覚えてる訳がない。
「ってかさぁ…さっきの男子絶対麗美の事好きだよね〜」
「はっ!?無い無い無い無い!喋った事も無いし。」
絶対…あり得ない。
「まだ分かんないけどね〜」
アメリがニヤニヤしながら言う。
「からかわないでよー!」
「…あっ!麗美!」