大空へ向かって
「熱はねぇけどな…??」



「言い忘れてたけど…。制服、似合うじゃん。」



顔を赤くしながら言う栄助。


やっぱり、イケメンの学ランはかっこええのぉ!


麗美は変態か!!!!



頭の中で、自分に突っ込みをする。


学校の自転車置場に自転車を止める。




栄助が麗美の手を掴んで、自分のポケットに入れる。


栄助のポケットの中で手を繋いだ。



凄く温かかった。



栄助…。


麗美、あの時ね…。

栄助に、心臓の音が聞こえちゃうかと、思ったよ…。

栄助はいつも、想像のつかないことして、麗美をドキドキさせてくれたね。



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