大空へ向かって
「ん?」
アメリが麗美が向いてる方向の逆を指差した。
見ると佐々木が居た。
「手振りなよ!」
「…嫌「佐々木〜!」
麗美が言い終わる前にアメリが佐々木に声を掛けた。
「…何?」
五メートル位離れた場所に居る。
「ほら」
とアメリが小声で言う。
「…ばいばぃ……」
真っ赤になりながら、佐々木に手を振った。
「ばいばい!」
佐々木はニッコリ笑って返してくれた。
頭から火が出そうな勢いの顔の赤さ。
「…吉村顔真っ赤〜!」
佐々木が笑いながら話しかけてくれた。
「…まッマジで!?」
ケラケラ笑いながら、麗美とは別の方向へ帰っていった。