大空へ向かって
栄助が麗美の頭の後ろに手を回し、キスする。
でも、そのキスが余計に麗美を不安にさせる。
「今日の麗美、可愛いな…。」
へっ??
「化粧もしてるし…。」
「怒ってるんじゃ無いの?????」
「怒ってるよ!!!!!!」
ビクッ!
「足見せすぎ!スカート短い!そんなの、他の男が見たら、欲情するぞ!!!!!!!!!!」
「夜は寒みぃんだから!!!!!!」
「だってぇ。お洒落だってしたいじゃん。」
「さっき転んだ時とか……。」
麗美は 今になって恥ずかしくなった。
「ごめんね??」
「別に…。」
栄助が 口を尖らす。
スネてるのかな??