大空へ向かって


「ふぇーん!」


ずっと我慢してた涙が溢れだす。



本当は 嬉しくて…。


泣きそうで…。



「えっ!?何で泣いてんの!?俺なんか、したっけ??」



「バカ〜!嬉しかったんだよぉ!!!!!!」



「えっ!?」


「だから〜!さっきの言葉も!!!プレゼントも!!!」




「泣き虫!普通、それ位でなかねぇだろ!!!」



「だって…。」



「空見ろよ…。」


急に栄助が微笑んだ。



栄助に言われたどおり、空を見る。




「凄い…。綺麗ぇ…。」



そこは、言葉では言い表せない程 綺麗な満面の星空。




プラネタリウム何かとは、比べ物に何かならない。





「寝転がった方が綺麗に見えるぞ!」



「本当だ…。」



二人で浜辺に寝そべった。



沈黙が続く…。


でも、なんだでろう…。


沈黙なのに、不思議じゃ無い…。


落ち着いてる…。




星のお陰なのかな??



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